2007年7月6日(金)

岡崎市立大門小学校のビオトープで、当店が提供した「タイデスクリンA」と
「イシクリン原石(貝化石原石)」を散布しました。

※資材の散布前散布後の状況は、こちらをご覧ください。

小学校名: 愛知県岡崎市立大門小学校
(財)日本生態系協会主催の全国学校ビオトープ・コンクール2007
小中学校部門において、当校様のビオトープ(別名、ビオ大門)が
今回、銅賞を受賞いたしました。
住所: 愛知県岡崎市大門4丁目4−1
場所: ビオトープ(別名:ビオ大門)
池の特徴: ・外周約60メートル
・形状はドーナツ型(中心は陸地)
・愛知県下の小中学校で最大
試験工区: 水源(川上)から約4分の1
担当先生: 渡辺先生
ねらい: 1.水底における天然フィルター作り
2.メタンガス、硫化水素の発生防止
3.アオコの発生防止
4.藻の発生防止
5.安定植物プランクトンの増繁殖
6.微生物の活性化、ミネラル補給 など
使用資材: タイデスクリンA 200kg・・・1週間おきに4回に分けて定期的に散布
イシクリン原石(貝化石原石) 60kg・・・4回目の散布終了後に沈める
その後の対応: タイデス微生物混養粉石鹸を水で薄め定期的に散布
(ねらい) 1.天然フィルターに微生物を定着させる
2.微生物で有機物を分解、消化させる
3.最後に水と炭酸ガスに新陳代謝させる など
汽水域に生息するシジミをビオトープ(ビオ大門)上流域に散布
1.シジミが有機物を分解・消化する
2.シジミが本来持つ力を利用し、水質浄化させる
結果と感想:
※私のまとめ、見解

タイデス資材(貝化石粉末、貝化石原石、ミネラル粉)を、5/23(水)に25kg、5/30(水)に25kg、6/15(金)に120kg、6/20(水)に80kg、追加で7月下旬に80kgを散布しました。

夏の猛暑日により屋外気温(℃)、ビオトープ水温(℃)がかなり上昇したにもかかわらず、ビオトープの水質(COD化学的酸素要求量)の値は低下(反比例)し、とても改善されています。

また、一番やっかいな、藻の増繁殖も抑える事に成功しました。

タイデス各資材の効果、水草(ホテイアオイ、アサザ等)による相乗効果の結果、昨年度よりビオトープの水質はかなり改善し、水棲動植物に対して<安心><安全>な環境を作り上げる事に成功しました。

この状態を、年間通して(特に夏場)維持していく事が大切です。

もっと詳しく見たい、知りたい方はこちらをクリックしてね。




大門小学校4年生のビオトープの観察結果より
(2007年3月〜12月)
・ビオトープの様子は、気温(℃)、水温(℃)、COD化学的酸素要求量(比色)、PH(比色)
 として、グラフにしました。

・藻(も)の様子は、当番のお子様(4年生)が観察し、「1=少ない、3=中、5=多い」として、
 グラフにしました。




資材の散布前(川下)
<状況>
1. 池底にヘドロが堆積。
2. 藻が水面にはびこる。
3. 水質は比較的良好(水草の
  浄化作用と思われる)。
  ph7.2前後で推移する。


資材の散布後(川上)

渡辺先生のご感想
(学校のビオトープにまいた化石の貝の砂について)

ビオトープの上流の池に貝の化石を細かくした砂をまいた結果、昨年、一昨年度よりも、アオコ(藻)の発生が抑えられているという効果があったと思われます。

特に、砂を池の底にまくことによって藻の付着がつきにくくなって発生がしにくくなっていると考えられます。

上流の池には藻がかなり発生していましたが、砂によって水底におさえる効果によって激しく藻が成長するのが抑制されたのだと考えられます。特に藻は付着する物があると次々に発生するので、貝化石の砂は藻が付着しにくく藻の発生が抑制できたと思われます。
また、上から藻を押さえつけることによって、藻が枯れていくことも考えられます。

昨年、一昨年度は、日差しが強く藻がかなり発生していましたが、今年度は、化石の貝の砂のおかげで、発生が抑えられているようです。




解りやすく「地球温暖化防止」を学べるマル秘情報Part1。
(中日新聞夕刊より、2006.7.25)

琵琶湖博物館など調査
「水田の魚が温暖化防ぐ」・「メタンガス発生抑制」


水田に魚がいると、地球温暖化につながるメタンガスの発生が抑制されるとの調査結果を、滋賀県立琵琶湖博物館と首都大学東京のグループがまとめた。
冨栄養化の原因とされるリンが湖沼へ流出するのを防ぎ、アオコや赤潮の発生を抑える水質汚染防止効果もあるという。

試算では、魚がいると、いない場合に比べ、メタンガスは約10分の1になり、水田にとどめることができるリンは2〜3倍になる。
具体的な効果を今後実験で確かめる。

研究グループは滋賀県長浜市で、放流したり魚道を通じて琵琶湖から遡上(そじょう)したニゴロブナなどがいる水田で、稲を収穫後の土壌を分析、魚がいない水田と比較した。

メタンガスは、メタン細菌が有機物を分解する際に発生する。
土壌を分析すると、普通の水田にはメタンガス発生の痕跡があったが、魚がいる水田ではメタン細菌は活動していなかった。
魚が餌として有機物を食べたためだという。

リンは、酸素を豊富に含む土壌に残りやすい性質がある。
調査では、酸素を含む土壌の厚さは、魚のいる水田の方が約2.5倍で、大量のリンが蓄積されていた。
産卵や餌を食べる際に魚が動くことで、
土壌がかき回されて酸素をたくさん含むようになったらしい。

博物館の中嶋経夫上席総括学芸員は
「水田に魚を入れるだけで効果が大きく、手間もかからない。今後、水田に魚が泳ぐ環境にする必要がある。」と話している。




解りやすく「地球温暖化防止」を学べるマル秘情報Part2。
(中日新聞朝刊より、2008.3.5)

京大院准教授ら、働き解明
「干潟のシジミ、海を守る」・「青潮のもと、有機物を分解」(三重などで調査)


河口域の干潟にすむヤマトシジミが、川の上流から流れてくる草木や落ち葉などの有機物を餌にする機能を持ち、海の環境保護に一役買っていることが、京都大大学院農学研究科の笠井亮秀准教授(海洋生物環境学)らの研究で分かった。

こうした有機物は、川が海へ運ぶ物質の中で最も多いが、結合が強く分解しにくい「セルロース」が含まれ、多くの生物は餌にできない。このため、大量に海に流れ込むと、バクテリアが酸素を消費して分解するため海底が貧酸素化し、伊勢湾や三河湾でも問題化した青潮の一因となる。

笠井准教授らは、餌が謎だったシジミに注目した。遺伝子解析により、
セルロースを分解できる特別な酵素を持っていることが判明した。干潟のセンチュウなど微小生物も同じ酵素を持つという。

バクテリアが食べる前に干潟で
シジミなどが分解、水質悪化を事前に防いでいることになり、笠井准教授らは「これらの生物がすむ干潟の大切さを科学的に裏付けた」と話す。

笠井准教授らは、体内の炭素や窒素の同位体比から餌を割り出す分析法を使用。豊かな生態系を残す三重県・櫛田川河口など全国7箇所でヤマトシジミを調べた。
プランクトンなど海の有機物や陸上由来の有機物も食べていたほか、餌のほとんどが陸上由来のシジミもいた。




解りやすく「地球温暖化防止」を学べるマル秘情報Part3。
(中日新聞夕刊より、2008.12.10)

温室ガス排出 農畜産業で1割
条約事務局 飼料改良など呼び掛け

牛のげっぷや水田などから出るメタン、窒素肥料の大量使用によって発生する一酸化二窒素など、農畜産業から出る温室効果ガスの量は世界全体の10〜20%を占め、対策を取らなければ今後も急増が予想されるなどとした、気候変動枠組み条約事務局の報告書が明らかになった。

農畜産業関連分野は、工業や運輸部門に比べ削減対策が遅れており、対策の強化が急務。京都議定書に定めのない2013年以降の国際枠組み構築に向けた議論の中でも、促進策の策定が課題の一つになりそうだ。

水田や畑などからは、微生物の働きで
二酸化炭素(CO2)の20倍超と強い温室効果を持つメタンが発生。家畜の消化管で発生するガスにもメタンが含まれる。また窒素肥料の利用では、CO2の約300倍の温室効果がある一酸化二窒素が発生する。

報告書によると、現在の農畜産分野からの排出量は、温室効果ガス全体の10〜12%に相当する68億トン(CO2換算)に達し、1990年比で17%の増加。74%が発展途上国 での排出だという。

肉食の増加や人口増で今後も排出は増える見通しで、2020年にはメタン、一酸化二窒素ともに90年比で
最大60%も増えるとの予測もある。

一方で、肥料の適正使用や、農地や飼料の改良などによって30年には55億トン〜60億トンの削減ができることも判明。報告書は、途上国への技術支援や排出量取引の利用といった政策措置の導入の重要性を指摘した。

条約のデ・ブア事務局長は「農畜産物に排出量を表示し、消費者が排出の少ないものを選べるようにすることも有望な対策の一つだ」としている。

メタンと一酸化二窒素について
メタンは炭素と水素の化合物で、天然ガスの主成分。地表から、放出されるエネルギーを途中で蓄える「温室効果」は二酸化炭素(CO2)の
20倍超。湿地などからの自然発生もあるが、農業活動や廃棄物埋め立て地の拡大などの影響で、排出量が増加傾向にある。一酸化二窒素は窒素酸化物の一種で温室効果はCO2の約300倍。化学工場や燃焼過程、農地や自動車の排ガスなどが発生源とされる。両物質とも京都議定書の規制対象になっている。




自然の宝もの、国天然記念物「ネコギキ」について。
(中日新聞朝刊より一部引用、2008.12.24)

伊勢湾、三河湾への川のみ生息
「愛知県豊川水系」「愛知県矢作川水系」などの中上流域河川に生息

平べったい口の周りに飛び出したひげ。水槽の中だからだろうか、一層頼りなげに見える顔つきは「癒やし系」の愛らしさにあふれていた。

国の天然記念物
ネコギキはナマズの仲間の淡水魚。伊勢湾と三河湾に注ぐ川にしか生息していない。体長は雄で13cmほど。環境省のレッドリストで「近い将来における絶滅の可能性が高い」とされる絶滅危惧TB類に指定されている。

愛知県東三河を貫流する豊川の中上流にもかつて多くのネコギキがいた。「子どものころ、ヨシノボリを釣りに釣りに行くとネコギキもよくつれた」。同県設楽町の豊川河岸で観光ヤナを経営する夏目長明さん(65)が話す。数は減ったが、増水の後など、今でもたまにヤナに掛かっていることがあるという。

町には国土交通省がダム建設を計画。同省設楽ダム工事事務所がネコギキの保全に向け、私達の大切な税金を使い、飼育と野外実験をしている。反対派は「ダムによって生息地が奪われるだけでなく、水質が悪化してネコギキがすめなくなる」と訴える。

一方、生活排水などの影響で豊川のネコギキは既に絶滅に瀕していると指摘する町民も。私達の生活は、このままでいいのか?つぶらな瞳に、問い掛けられているような気がした。

私も、毎年6月〜8月にかけて矢作川中流域の天神橋下でダイコクミミズを餌にしてウナギ釣りをしますが、3対7ぐらいの割合でウナギよりネコギキの方がよく釣れます。ギィ〜ギィ〜と鳴くのが特徴です。国天然記念物だから、直ぐに針を外しリリースしています。こんなにたくさん生息しているのに、何故、絶滅危惧TB類に指定されているのか?いつもながら疑問に感じています。ネコギキはどちらかといえば夜行性だから、夜間の調査を行う事により生息域、生息数をチェックできるものと思われます。きっと昔は、もっと、もっと、たくさんのネコギキが生息していたんでしょうね。

また、今日においてはダム建設推進派とダム建設反対派の対立が顕著です。愛知万博の理念である
「自然と人との共生・共存」「自然の叡智」という大切な言葉をもう一度思い出してみる必要があるように感じられます。答えはいつも大自然が教えてくれます。




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